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要介護者をいつ施設に入居をさせるか決める時

在宅介護をしていて、心身共にヘトヘトになりSOSをご自身が出していても、それを言葉に出来ない。いつ楽になるのだろうと思うだけで言葉に出来ない人が多いです、決心するときはいつなのでしょうか。

目次

在宅介護で心も体もSOSを出しているのを感じていますか?

同居している家族やご自身もですが年齢を重ねれば介護と言う現実が襲って来ます。

在宅介護が始まった時、準備万端なんて家庭は少ないかと思います、事故や病気で突然倒れて介護状態になる場合もあります。
突然、どうしてこんなことに?先ほどまで、昨日まで元気だったのにと突然の状況が受け入れられないまま介護が始まっていく方も見えます。

そして、認知症の方の介護は知らず知らず始まり、気がつけば介護状態で症の家族に振り回され、その時にやっと公的機関に相談をされる方がいます。

そこで、やっと介護保険の認定を受け介護サービスのスタートです、やっと楽になれると思われますよね、でも介護者の身体も心もヘトヘトになっていることに気づいていないのです。

介護が心身ともに無理なのがSOSを出していることなのです、介護は先が見えません。
こんないつまで?何故私が?と介護に振り回されている時の考えるのはこんなことばかりです。

ご自身で気がついてください、介護は大変なのです。

「もう限界です、私一人では介護出来ない」



この言葉を言ってください、言葉にしないと伝わりません。
介護の波の中で孤立化しないように、ご自身の身体のSOSを感じてください。




在宅介護から施設を考える時期はいつなのでしょうか

*認知症の人を施設に入れるタイミング
家族が認知症を発症したら 「なるべく施設には入れたくない」 と思う方が多いのではないでしょうか。

しかし、認知症は現代医療では完治できず、治療で進行を遅らせることしかできません。

そのため、いずれは認知症が進行し、徘徊など家族では対応できない症状が出てきます。その場合は施設に頼る必要があります。

施設への入居を検討するタイミングとしては、

介護者が介護を辛いと感じるかどうかがポイント

になります。

また、認知症で施設に入居している方の平均年齢は80歳~90歳でしたが最近では90歳以上の方が結構います。ですが、家族が入居を検討し始めるのは、認知症の方ご本人が65歳以上~になられた時どのような状態かを見極める事が必要です

この2点を入居を検討する目安とすることをおすすめします。

*施設入所を検討し始める時期
認知症の進行と介護者の高齢化によって、認知症の介護は年々難しくなっていきます。

そのため、施設入所を具体的に検討し始める時期としては、
・介護者が付きっきりでないと、ご本人が安全に生活できなくなっている
・介護の負担が増え、介護者の疲れが取れなくなってきた
・症状が進んできており、家族が不安を感じるようになった
このようなときです。時間に余裕を持つと後悔しない施設選びがしやすいため、早めの準備が必要です。

*実際に動き出す時期
認知症の方を受け入れる施設は、提供しているサービスや入居受け入れの条件などが施設によって違うため、実際に施設へ見学に行くことが必要です。

介護者が心身に疲れを感じ余裕がなくなってきたときには、施設への入居に向けて実際に動き出しましょう。

・介護で足腰が痛むようになった
・日常生活でイライラや不安を感じるようになった
・疲れが取れない
などの症状が出てきたときには、施設への入居を考えるべき時期です。

*入所を決断する時期
介護者の方が以下のような状態のときには、すぐに施設への入居を決断すべきだと言えます。

・介護の悩みが常につきまとうとき
・生きているのが辛く感じるようになったとき
・介護者の年齢が50歳以上になった時の体力などの状況に応じて
これらの場合には、入居を躊躇せずすぐに入居を決断した方がよいでしょう。 介護者が我慢してしまうと、介護者はもちろん、認知症の方にとってもよくありません。

何故、施設に入居をふみきれないのでしょうか

介護サービスを使ってデイサービスに行きショートステイにもお世話になっても介護度によって限界はあります。
日々、介護は進んで行きます、そして介護者は疲れがたまりストレスも大きく膨れ上がっています。
それなのに、何故施設を考えないのか、躊躇するのでしょうか
・要介護者本人が嫌がるから
・身内になんて思われるか分からない
・ご近所の目が気になる

上記のように理由は様々です。

そして、ネットで本人が施設を拒否するときなどの対処方法が書いてあります、施設のいいところなど施設の説明をし要介護者が気にいってくれるようにするわけです。

納得してくれた要介護者の思いを思うと心が痛んだり、本当にそれでいいのか?と思い悩みそれでも家で介護することは限界に来てる無理という思い両方が出てきます。

その思いは

  罪悪感 


なのです。

施設に預けてしまった、家にいたいと言うのに施設に入居を勧めなければならない後ろめたさが罪悪感を感じさせ躊躇してしまうのです。

まとめ

介護をしていると、心に余裕がなくなってきます。そして最悪の時には介護うつも引き起こしかねません。
確かに楽して介護なんて出来ません、今までなかったことが気がつけば日常に入ってきているのです、しかも想像もしていなかった出来事です。

私は在宅介護の頃の事を思い出すと義母との闘いだったと思います、出てくる言葉罵詈雑言、徘徊、命に関わるようなこともありました、大げさではなく殺されてもいいやと思ったほどでした。

身も心も擦り切れてしまってましたが、それでも施設にとは考えられる余裕もなかったのです、我が家の入所を決めたきっかけは夫が義母の行動に耐えかねたからでした。

13年という介護の日々、5年余りを義母と過ごした闘いの日々でした、今は闘いではありませんが何時何が起こっても驚かない覚悟が出来ました。

要介護者をいつ施設に入居をさせるか決める時をキャッチしてください、そのサインは介護者のあなた自身なのです。
守ってください人生100年時代が来ているのです、介護だけの人生で燃え尽きないでください、あなたの人生がその後も続くのです。

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