日記を書くことが認知症予防になります
日記を書くことが苦手な方もいらっしゃいますが、日記を手書きすることは認知症予防になります。
多くを書かなくてもいいのです。寝る前に書くことに意味があり、他にも体が整うことがあります。
目次
日記を書くことが認知症予防になります
高齢になっても認知症にはならず、元気な脳のままで一生を終えたいと思っていらっしゃる方が大半ではないでしょうか、誰も好き好んで認知症になりたくないですよね。
認知症は記憶障害が起こります「古い記憶は残るが、新しい記憶から消えていくんです。被害妄想が出たり、分からないことを分かったように取り繕ったりすることも症状の一つです。
脳トレになるので認知症予防の効果があるそうです。
今日はどんなことがあったのか、その時どう感じたのか、また体調はどうだったのかなどを思い出しながら書く日記は、想起トレーニング(物事を思い出す訓練)になります。これは、主に認知症の予防に効果があるとされているトレーニング方法で、脳を活性化し老化を防ぎます。
では、なぜ日記をつけることが脳の活性化につながるのでしょう?
大脳は左脳と右脳に分かれており、主に左脳は言語を司り、右脳はイメージすることを得意としています。日記を書く際には、まず右脳で今日あったことをイメージし、次に左脳を使い文字に変換し、まとめます。パソコンなどの変換機能を使わずに手書きする場合、漢字を思い出そうとしたり、調べたりする努力も伴うでしょう。
つまり、日記をつけるという作業は、脳全体を使った良いトレーニングとなるのです。
日記を書くことで自律神経が整う事もあります
日記は脳を鍛えられるだけでなく、心や身体にも良い影響をもたらします。
1日を振り返ることで自分を客観視することができ、心や体調の変化などに気付くことができるようになるのです。今自分はどんなことに不安を感じ、どんなことに幸せを感じているのか、自分とじっくり向き合うことで、心も落ち着きます。これは副交感神経が優位な状態にもつながり、自律神経を整える効果もあります。
日記をつけると体調不良や不眠、イライラなどすべての不調は自律神経のバランスの乱れが原因で、日記をつけることによりそのバランスを整えることができるのだそうです。
夜寝る前に心を落ち着かせ、ゆったりとした気分で日記をつけることにより
昼間の交感神経が優位だった状態から、副交感神経優位の状態へと切り替えてくれるのです。いわば日記をつけるという行動は一日の気持ちの切り替えの役割を果たしていると言えます。
このように、日記をつける習慣は自律神経のバランスを整えるのにも非常に効果的なのです。
日記を書くことで一番大切なこと
今は高齢者の方でもパソコンやスマートホンを使いこなされます、日記もアプリなどがありますが、手書きをすることが一番大切です。
自分の頭と手を使って書くことで、漢字を思い出そうとしたり、調べたり、実際に手を動かす作業は、脳全体を使った良いトレーニングとなります。
日記をつけることは、認知症の予防効果があり、また心や身体を健康に保ってくれるということが分かりました。では、どのように日記を書いたらいいのか、日記と言うと1ページ書かなければと言う長く書くと言う思い込みから敬遠してい舞いますが、より効果を得られやすい日記の書き方は簡潔に1行ずつ書くのがベストとのことです。
1. 今日、嫌だった出来事や体調が悪かったこと
2. 今日一番の感動やうれしかった出来事
3. 明日の目標や予定を感想を一緒に書く
嫌なこと→うれしかったこと→明日の目標の順番で書くことにより、明日からその先、そして将来のモチベーションを高めてくれると言います。
さらに認知機能を鍛えるためには「1日遅れの日記」を書くこともお勧めです。思い出すことに集中しますので脳トレには有効なことではないでしょうか、無理のない範囲で試してみてください。
まとめ
日記を書くことは慣れていないと大変かもしれません、今更日記なんて書けないと思われるかもしれませんが人生100年時代といわれるようになりました。
箇条書きではなく、文章でかきたいなと思われる方は5行ぐらいで書かれることが長続きのコツかもしれません。
健康でなければ、長生きしている実感や長生きすることが気持ちの上で暗くなって行きます、
脳トレのためにも日記を書いて自分自身の毎日を振り返り「記憶」を大切に
元気に健康寿命を全うしていただきたいと思います。