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認知症になりにくい性格や行動環境を考えましょう

認知症でよく焦点が当てられているのは「認知症になりやすい性格」です。先回そのことについてお伝えしましたが、それと同時に「認知症になりにくい性格」について知っていると予防になります.

目次

認知症になりにくい性格の特徴

認知症の中でも、特にアルツハイマー型認知症と血管性認知症に関しては生活習慣が大きく影響していますので、
その中でもどのような方がなりにくいかをご説明します。


誠実な人



誠実な人は認知症になりにくいといわれています。
認知症と誠実さの明確な因果関係は明らかになっていません。

しかし、間接的に認知症のリスクを下げている方が多いのは事実です。

誠実とは、責任感の強い性格・自制心のある性格・勤勉な性格などが挙げられます。

責任感


責任感がある人は、何事も熱心にやり遂げる方が多いです。

認知症予防の運動や食事を継続できる方は必然的にリスクが低くなると言えるでしょう。

自制心


自制心が強い人は家族や周囲と良好な関係を築ける方が多いです。

社会的孤立は認知症の要因にもつながります。
周囲との関係性を保ち、脳へ刺激を与え続けることも大切です。

勤勉


勤勉な人は、勉強や仕事に一生懸命に力を注ぐことができ、活動的な方が多いです。

日々の活動によって脳に刺激を与えることができれば、認知症予防につながります。

危機感がある人


誠実さと共に危機感を持つ人は認知症になりにくいです。

「このままではいけない」と危機感を感じたときが、生活習慣を変えるきっかけとなります。
危機感がなければ認知症予防をやる気になりません。

手遅れになる前に、認知症予防を実践することが大切です。

認知症になる性格以外にも様々な要因

認知症のリスクは、性格以外にも様々な要因が関係していますので、
注意すべき生活習慣についてご紹介していきます。


偏った食事



バランスのよい食生活は、認知症だけではなくさまざまな病気のリスクを低くすることができます。
塩分の摂り過ぎや間食なども控えた方がいいです。

日頃からバランスの良い食生活を心がけましょう。

魚介類➡サバやイワシなどに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸
    が多く含まれている。 

緑黄野菜➡活性酸素の活動を防ぐビタミン類が多く含まれている。認知症の予防では、 
     特にビタミンB・C・Eが有効とされている。
      
大豆食品➡血中コレステロール値や中性脂肪を低下させるレシチンが多く含まれている

納豆➡血栓の主成分となるフィブリンを溶かすナットウキナーゼが多く含まれている。

しいたけ➡血中コレステロール値を低下させるエリタデニンが多く含まれている(エリタデ二
     は水溶性のため、乾燥シイタケは戻し汁も使うと良い)。 

ベリー類➡抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれている。他に、ざくろやウコンなど

黒ゴマ ➡脳を活性化させるトリプトファンの他、ビタミンEなども豊富に含まれている。

上記の食品は一部ではありますが認知症予防の一つとして食事に取り入れてみてください


運動不足



運動不足の高齢者は認知症になりやすいです。
脳を正しく働かせるためには、絶えず十分な血液が流れている必要があります。

アルツハイマー型認知症の方は、海馬などで脳血流の低下が見られています。
血流の流れを改善するためにも、適度な運動が効果的です。

急な運動は逆に体調を崩してしまう原因にもなります。
本人のペースに合わせて、少しずつ運動しましょう。
認知症を予防するにはどれくらいの運動が必要なのでしょうか
認知症予防に適した運動は、散歩やウォーキングなどの有酸素運動です

有酸素運動は全身の血流を改善し、脳の細胞を活性化する効果が期待できます
歩く強度は「息がほとんど弾まない程度」とされています

まずは週に3回以上、1日30分以上歩くことから始めてみましょう。


過度な喫煙・飲酒



アルコールの飲み過ぎは通常の認知症のリスクより3倍高くなると言われております。
喫煙も認知症リスクを高める要因の一つです。

喫煙や飲酒は認知症のみならず、脳梗塞や脳溢血、心筋梗塞などを引き起こす要因でもあります。
後遺症が認知症に発展することもあるため注意しましょう。

まとめ

認知症になりにくい性格として、誠実な人や勤勉な人とありますが一つの事に対してではなく、何事に対しても興味を持ち内にこもるのではなく社会活動など人との接触を多く持つことが大切になって来ます。

趣味も多く持つことをお勧めします。
一つの事をやり遂げることも大切ですが、同じことをずっと続けていると飽きてくることもあります。
その時、他にすることがないと何も楽しみがなくなってしまうと認知症になりやすくなるのです。

認知症は早期発見が大切です、認知症なるかもとおびえるより楽しく毎日を過ごすことが一番の予防になります。

人生100年時代と言われ始め、90歳代の高齢者も元気で楽しい人生を送っているのです。
どのように過ごしていくのかは、その人自身だけではなく周りのご家族も予防に向き合ってみてください。

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