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介護疲れを少なくする、認知症の介護の向き合い方

大切な家族だから自分が頑張らなければとか認知症だから仕方がないと頭ではわかっていても、何故?どうして?と思うような行動ばかりして疲れはててしまいます。少しでも介護をするコツをつかんで楽になりましょう。

目次

家族の戸惑い・否定・混乱・怒り・諦め・感情を押し殺す

まず初めに家族が抱くのが、今までとは違う言動に対して「どうしたのだろう」「もしかしたら認知症?」と考える一方で、「まさかうちの親に限って、そんなはずはない」「もともとの性格だった気がする」などと否定しがちになります。
戸惑いと否定の両方の感情が出てきて不安でメンタルも不安定になって来ます。さまざまな気持ちから誰にも相談することができなくなります。家族にも相談できず自分ひとりで悩みを抱え込む人が多くなります。

症状が進むと、介護がどんどん大変になります。これまででは考えられない常識外れな言動や不可解な症状に、「どうしたらいいの?」「いいかげんにして!」など感情的になりやすくなります。
このときに認知症に対する理解が不足していると、要介護者の言動に混乱し、怒りを覚えます。怒りの感情が限界に達すると、「もう顔も見たくない」と拒絶する態度を取ってしまうことも少なくありません。
「こんなに頑張っているのに、全然良くならない」と絶望することもあり、介護者はもちろん、要介護者にとっても精神的・肉体的に進行を早めえてしまう可能性もあります。

頑張っているのに頑張り過ぎないでください

タイトルに書きましたが

「頑張り過ぎているのに頑張る」

は介護をしている人にしか分からない気持ちなのです
デイサービスに通所・ショートステイに行っていようが・施設に入居していても
介護者には何かあれば連絡が必ず入るのです

当然の事ではあります
このように介護から離れられられない実態から

介護でメンタル不調を起こしたり介護鬱になっていく人がいるのです

その時の介護者の気持ちに周りの人は気がついているのでしょうか

介護者は頑張ってしまうのです

このような気持ちで頑張りすぎてしまうと、介護者はあっという間に疲れ切ってしまいます。結果、心身ともに余裕がなくなり、おおらかな気持ちでの介護が難しくなるので頑張りすぎは禁物です。
認知症の人は優しく対応されることで、気持ちを落ち着けることができますから、リラックスした状態で接したいものです。やらなくても特に大きな問題が出ないことについては、無理強いをしないでそのままにすることも必要です。

身近な人に対して感情がでやすくなります

認知症の症状は、一番身近な人に対して強くあらわれます。なかでも暴言を吐いたり、暴れたりといったひどい症状は、身近な人に対して出やすいのが特徴です。
たまにしか会わない人に対しては、これまで通りに接することもあり、「自分だけなぜこんなひどい態度をとられるの」とつらい思いをする方も多く見えます。

認知症の人のひどい態度は「信頼の証」です。信頼して甘え切っているからこそのワガママと受け流して欲しいと思いますが、頭で分かっていても介護者は受け流すのが難しいのが多くの方がが感じることです。信頼しているから感情が出やすいのは事実です、

認知症はかなり進むまで自分を取り繕うこともするのです。



その態度はイラつく!腹が立つ!当然のとだと思います、受け流すのが難しいときには、ほかの家族に対応を任せます。誰もいなければその場を離れることも大切です。本人が落ち着くのを待ってもいいでしょう。距離感を持つことも大切です。

介護サービスを最大限利用しましょう

認知症に限らず、介護は「利用できるものは何でも賢く利用する」のが基本です。
介護を長続きさせるコツは、「介護者の負担をいかに軽くできるか」にかかっています。
介護サービスを賢く利用すると言っても初めての介護する方はその考えに介護に翻弄されたどり着くことが出来ない方もいらっしゃいます。
ネットで検索して介護サービスを利用する方もいらっしゃいますが、まずはお住まいの値域の地域包括支援センターに連絡してください。
介護する人が頑張りすぎて疲れ切ってしまうのは、本人にとっても悪影響でしかありません。介護サービスを上手に利用しましょう。

介護者自身を守る事を優先してください

家族の介護をしていると自分のことはつい後回しにしがちですが、介護する側が倒れてしまっては元も子もありません。家族で認知症介護を行う場合、介護をしながら家事や仕事、育児とさまざまな役目を同時進行でこなしています。そのため体の疲れや睡眠不足を感じている人も多いのです。

介護は、無理せず、頑張りすぎず、ひとりで抱えず、休めるときはしっかり休むをいつも念頭に取り組みましょう。そういう意味でも介護サービスを上手に利用することが大切です。

まとめ

家族間の認知症介護は、認知症以前の姿を知っている分、ギャップが大きく精神的な負担が大きくなります。
認知症の症状が進行してくると、その対応に多くの時間がとられ、睡眠不足に陥る家族も少なくありません。
認知症の介護で最も大切なのは、自分ひとりで頑張ろうとしないことです。介護する人に余裕がないと、先が見えない介護ですメンタル不調を起こしかねません。
利用できる介護サービスは全部使う、家族みんなで介護を分担する、介護を知っている友人やカウンセラーに悩みや愚痴をきいてもらうなど、

介護する人が心身ともに要介護者から離れ休める時間をしっかり確保する


このことが介護するうえで大切なことなのです、先の見えない介護です完璧を目指さないでください、ゆるゆる介護でいいのです。

一番、大切なのは介護をするあなた自身です


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